爽やか
学校長あいさつ
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大久保 幸男 校長
 本校は昭和23年に鹿児島県米ノ津町立米ノ津高等専修学院として,地域の大きな期待を担いながら開校いたしました。その後,校舎の移転や学科の再編が行われ,昭和29年,出水市の発足と同時に,出水市立出水商業高等学校と校名変更を行い現在に至っております。
 今年度は,1年生159名を新たに迎え,全校生徒427名でスタートいたしました。本校は,各学年とも商業科2クラス,情報処理科2クラスの総計12クラスから成り,生徒は,「自主創造・敬愛和協・誠実勤勉」の校訓のもと,社会で活躍できる産業人となることを目標に,勉学や部活動,資格取得等に励んでおります。
 本校は,これまで充実発展の歴史を積み重ね,今年度は大きな節目となる,創立70周年を迎える記念すべき年となりました。11月3日(土)には,創立70周年記念式典を盛大に開催しようと準備を進めているところです。また,学校行事も記念の体育祭や文化祭と称して,土曜日や日曜日に開催する予定です。

 部活動面においては,昭和35年に野球部が地方の高校としては初めて甲子園に出場し,初戦に勝利し,甲子園球場に出水商業高等学校の校歌が流れ,市民が大いに沸き立ちました。あの時の感動と活気をもう一度,という想いで伝統を引き継ぎ,部活動の活性化にも力を入れて取り組んでいます。現在(4/27),7割近くの生徒達が体育系や文化系など,21の部や同好会に所属して,各種大会での上位入賞を目指して頑張っています。昨年度は,九州大会へ団体で体操同好会が,個人では,陸上部や少林寺拳法が出場しました。また,全国大会へは,団体で体操同好会が,個人では,少林寺拳法が出場し,それぞれが出水商業高校ここにありのパフォーマンスを魅せてくれました。
 また,進路面では3年生が夏休みも暑い中,面接指導や小論文指導などを頑張った成果として,8年連続で進学率・就職率100%を達成してくれました。就職では,地元の出水管内を含め,県内就職者が63.3%と,県内指向が高い結果となりました。また,難関の公務員採用試験にも,県職員採用1名,出水市職員採用2名,自衛官採用(一般曹候補生)1名が合格しました。進学については,国立大学1名,私立大学12名,短期大学3名,専門学校42名で,全体としては,就職(59.3%),進学(40.7%)という結果でした。 

 資格取得や専門の技術習得にも意欲的に取り組み,多くの生徒が全商主催の検定はもちろん,日商簿記検定2級やITパスポートなど,高度な上級資格にも数多く挑戦し取得しています。また,昨年度は,”インバウンドの風を出水に”というキャッチフレーズの下,出水市と連携を図りながら海外からの観光客誘致に取り組みました。その中で,台湾国立中央大学の学生や台湾の高校生(台湾墍南高級中学)を本校へ迎え,出水の観光名所へ案内するなど交流を深めることが出来ました。また,地元企業と連携して商品開発を行い,「オレンジミルクジャム」を開発し,地域の祭りやイベントで販売実習を行うなど,地元と連携を通した地域興しの活動にも取り組み,商業高校での学習の成果を遺憾なく発揮しています。
 ところで,本校の特色ある教育活動の一つで,大きな学校行事である「出商デパート」は,20年以上の長きにわたり地域の人に愛され続けてまいりました。昨年度は,季節外れの台風にみまわれ,正午に開店し,午後3時30分に閉店という,前例のない営業時間となってしまいましたが,2,100人を超える来店者があり,例年以上に感謝と感激の「出商デパート」となりました。これからも,地域の方々から楽しみにしていただけるような,また,生徒一人一人が輝けるようなデパートにしていきたいと思っております。

 最後に,本校を学び舎として巣立った卒業生は1万人を超え,地元産業界を始め,全国各地で活躍されていますが,特に地元出水を中心に政界,経済界などで指導的立場の方が多数いらっしゃいます。これからも出水商業高校は,保護者や同窓生の皆様の御協力・御支援をいただきながら,「夢をかたちに」を合言葉に,活力ある,地域に愛される学校を目指し,将来を担う若者の育成に努めていきます。


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