爽やか
学校長あいさつ
    爽やか
杉 園 信二郎 校長
 本校は昭和23年に鹿児島県米ノ津町立米ノ津高等専修学院として,地域の大きな期待を担いながら開校いたしました。その後,校舎の移転や学科の再編が行われ,昭和29年,出水市の発足と同時に,出水市立出水商業高等学校と校名変更を行い現在に至っております。
 今年度は,1年生128名を新たに迎え,全校生徒419名でスタートいたしました。本校は,各学年とも商業科2クラス,情報処理科2クラスの総計12クラスから成り,生徒は,「自主創造・敬愛和協・誠実勤勉」の校訓のもと,社会で活躍できる産業人となることを目標に,勉学や部活動,資格取得等に励んでおります。
 本校は,これまで充実発展の歴史を積み重ね,創立71周年を迎え,「夢をかたちに」をスローガンに,将来のビジネス社会で活躍できる人材の育成を目指して,学力向上はもとより,資格取得の充実,地域との連携・活性化,知的財産教育の実践等,積極的に取り組んでいる。あらゆる教育活動の中で,生徒の発想力や適性を伸ばし,知識や技能が習得できるよう環境が整っている。
 また,地域や企業に対しては,積極的にアプローチをしていく「キャリアチャレンジ」を進め,体験を通したキャリア教育の充実を図っている。具体的な取り組みとして,商業科では,「売れる商品は,何か。売れるためには,どうすればよいか。」等を考えた商品開発や広告及び店舗設計・商品陳列などの販売戦略の方法を学べる。情報処理科では,プログラミング教育の必要性が大きく取り上げられている昨今,プログラミングの役割や重要性を深く学び,プログラミング作成を通じて,事務処理に活用する力を養うとともに,AI化やIoT(Internet of Things)等が進む中で,情報化社会に即した知識と技能を習得できる。
 このような学習をより具体的に,実践する場として,今年で23回目を迎え「出水商業デパート」がある。手作りの百貨店として,地域の方々にも,愛されて,幅広く認知され,体験的な活動の場であり,問題解決能力の育成や自己肯定感の醸成が図られ,「夢をかたちに」するための練習・体験の場となっている。
 ところで,AI(人工知能)の進展,知識基盤社会の到来,経済のグローバル化などにより,世界は,大きな変革期にある中,これから,AI化は,すべての分野で加速・進展していくが,AIにはできない,「情報精選」,「他者協調」及び知識をもとに,主体的に行動し,グローバル視点で幅広く活躍できる人材育成を図っていきたい。出水市が,台湾との交流を行っている関係もあり,本校は,台湾国立中央大学とのゲームアプリ開発等,実践的な交流学習を進めている。一部,授業の中でも,インバウンドに向けた活動(外国人観光客を呼び込む)を積極的に展開している。地域に根ざした視点での商業教育を展開していく一方で,この不確実で困難な時代を強く生きていくためには,一国の枠を越えた「グローバルな視点」がより重要視されていく感じる。
 最後に,グローバルな人材育成をしていくために,数多くのアプローチを重ねて,「夢をかたちに」をスローガンに「日日是好日」の気概により,この5月からスタートする「令和」の時代を生徒,保護者,地域及び職員と心を一つになって,「チーム出水商業」として励んでいきたい。


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