9月11日(水)は、授業参観とスマホ・ネット安全教室が実施されました。授業参観では、心の教育の日として各クラス道徳の授業がありました。子どもたち同士の意見交流や保護者の方との意見交流などもなされ、自分を振り返るよい機会となりました。また、スマホ・ネット安全教室では、スマホやネットトラブルの知識を学び、家庭における子どもとの関わり方やルール作りについてグループで話し合うことができました。多数のご参加、ありがとうございました。
本校は明治5年に寺子屋として始まり令和6年度で152周年を迎えました。 校区は,鹿児島県南部,種子島の中央に位置する中種子町の西側にあり,長浜海岸に面しています。
校区は,原之里,平鍋,春田,宝来の4地区に分けられ, 星原,増田,野間小校区に接しています。その中で校区と一体となった運動会や子ども会活動,美化活動など,
校区の中の学校として地域の人たちに支えられています。特に,納官剣道スポーツ少年団や納官小和太鼓隊の 活動には,育成会と校区民の後援活動等の支援があり,地域をあげて青少年健全育成活動に取り組んでいます。 本年度は1・2年生,3・4年生,5・6年生,こすもす学級の4学級で児童数は18人です。(4月8日現在)自然豊かな地理的環境を生かし,ウミガメふ化観察や放流活動,長浜海岸での漂着物調査,三校合同宿泊学習(屋久島)等,特色ある教育活動を展開しています。今年度は,もち米づくりにもチャレンジします。さらに中種子町学習情報センターが併設されており,全児童・全職員で,ICT利活用を推進しNXETGIGAを目指しています。今後の取組も納官小ICT活用サイトでご覧ください。
~特別支援教育について~(インクルーシブ教育をめざして)
令和6年度,特別支援学級「こすもす学級」が開設されました。児童一人一人の教育的ニーズを把握しそのもてる力を高め,生活や学習上の困難を改善又は克服するために,適切な指導及び必要な支援を行う場です。昨年度から進めています「人権尊重の視点に立った学校づくり」の一環として,交流学級との活動及び共同学習を積極的に推奨していきます。
また,全児童に対する校内体制として,以下のことを行っていきます。
1 ユニバーサルデサインを活用した指導法の向上と全ての児童が参加する授業づくり
・ 全職員が校内研修を通して,ユニバーサルデザインについて学び,校内の共通の財産と
していきます。
2 支援の必要な児童への適切な指導 ・ 支援の提供
・ 研修等を計画的に実施し,担任や保護者が,指導や手立てについてアドバイス等を受け
る機会を確保していきます。
・ 特別支援学校の巡回相談の活用やスクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカ
ーの活用を積極的に進めていきます。
3 支援を必要としている児童に対して, 担任だけでなく組織的に対応
・ 校内支援委員会等を通して支援が必要な児童について全職員で共通理解を図ります。
・ 個別の教育支援計画,指導計画を作成し,一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導,
合理的配慮(いつ・たれが・どこで・なにを・どのように)の確認と提供をしていきます。
4 県立中種子特別支援学校との連携
・ 個別最適な学びを実現するために,特別支援学校の先生方と連携し,よりよい教育課
程編成や最適な教材選定を行って参ります。
5 保護者との連携
・ 全保護者を対象に教育相談等を実施し,児童の学校生活での困り感や家庭学習の悩み
などを共有し,よりよい学校生活が送れるよう全職員で改善を図って参ります。
最後に
こすもす学級は,いくらかの困り感をもった児童が,その子なりの達成感を味わいながら笑顔で過ごせるように,一人一人の子どもに寄り添った支援を行う学級です。
納官小学校では,こすもす学級の児童と交流学級の児童が日常の活動をできるだけ一緒に行うことで,お互いの理解を深め,成長を図るようにしていきます。そのために,こすもす学級担任,交流学級担任をはじめ,学校全体でこすもす学級の児童のサポートをしていきます。支援を必要としている児童が,その子にあった支援を受けることで,自信をもってのびのびと学校生活を送り,将来の自立と社会参加ができるよう,必要な支援の仕方,環境を考えて実践していきたいと考えています。保護者の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。何かご質問等がありましたら,いつでも構いませんので学校までお問い合わせください。
納官小学校長