学校の概要

 本校は串木野駅から5.5km,車で約10 分ほど離れた山あいの地で,南は川上小校区に接し,北東には冠岳をのぞみ西は串木野小校区と接している。南九州西回り自動車道の串木野インターにも近く,県道市比野線が学校前を通り100mほど西側を広域農道が南北に通り,車が頻繁に走っている。
 集落は10 地域に分かれ,大六野・上石野・下石野・福薗・生野・坂下・ウッドタウン・山之口・鏑楠・中井原の集落から成り立っているがウッドタウンの住宅増加により,新興住宅地の様相を呈している。生福地区のほぼ真ん中を五反田川が流れ,川の北側は粘土質,南側はシラス質で,水田と畑が段丘に発達している。面積は14.3 ㎢
である。
 校区内には多目的グランド・総合体育館があり学校の周辺に保育所・農協・郵便局・生冠中学校・地区交流センター等もある。本校区では,従前から蕨菜・養鶏が発達し,地区南部には,肥沃な丘陵地帯が広がり野菜園芸や特産の柑橘栽培が盛んである。
 教育環境としては,家庭教育・社会教育ともに協力的で,まちづくり協議会を中心によくまとまっており,PTA,子ども会育成会等と連携して,徐福花冠祭,地区敬老会,子ども会公開,公民館対抗駅伝大会,親子球技大会,案山子コン
テストなどの活動や,生冠の子どもの教育を考える会等を行い,地域全体で児童生徒を見守っていく気風がある。
 児童の通学距離は,ほとんどが2㎞未満で全員徒歩通学である。しかし,高速道路の開通に伴い,学校前を通る県道39号線や広域農道などの通学路の交通量が以前より増している。そのため保護者・地域が一体となって児童への注意を促し,交通安全指導の充実を図っている。