照島小学校 校長 町田 実徳

  いちき串木野市立照島小学校長の町田実徳(まちださねのり)と申します。令和6年度,照島小学校は,児童数149人,職員数18人,学級数9学級でスタートしました。今年度も本校の教育活動に対するご理解・ご協力を賜りますよう,よろしくお願いします。
  さて,本校はいちき串木野市のほぼ中央部に位置し,串木野浜競馬で有名な照島海岸(県立公園吹上砂丘の北端)や長崎鼻公園等が近くにあり,海に囲まれた豊かな自然環境に恵まれています。「八房尋常小学校」と「照島尋常小学校」が合併し,現在地に移転した明治40年を創立元年としており,本年度が創立117周年を迎えています。
 照島小学校と言えば「波濤を越えて」という校訓,「月組,雪組,花組,宙組,星組」という学級名,「研究熱心な学校」などと答えられる方が多く,それらのことは本校卒業生の誇りとなっています。
 校訓「波濤を越えて」は,昭和25年に「子どもたちの前途に待つであろう様々な困難や危機を乗り越えて行け」との励ましの言葉(教育指標)として制定されています。 また,本校の「月組」「雪組」「星組」「虹組」等の学級名は,昭和25年から使われており,学級数が多かった頃は「花組」「宙組」という学級名も使われていたようです。
 本校の沿革史を紐解くと,これまで数多くの先導的な教育研究を行ってきており,「研究熱心な学校」という評価の基盤は,昭和20年代の「学研連全国大会研究公開」「鹿児島大学協力学校研究公開」県教委主催「生活学校研究公開」で形作られています。それ以来,県下で初めて公開した「教育機器」や「教育課程」等の研究をはじめ,毎年のように研究公開を行っており,研究推進校という輝かしい伝統は脈々と今日まで継承されています。現在,昨年度から引き続き,県の「景観学習」の研究協力校として,「郷土に誇りをもち,心豊かな子供の育成」を目指して研究に取り組んでいます。 
 特色のある教育活動としては,地域の自然環境を生かした「米作り」,白砂青松の照島海岸を利用した「サンドクラフト大会」や「照島海岸をきれいにしよう」「砂浜持久走大会」,「串木野特別支援学校」や「照島保育園」との「交流学習」などがあります。
 今後も,本校の歴史や伝統,地域の実態等をふまえ,研鑽と信頼に結ばれた職員が一致協力した「チーム照島」として,責任ある教育活動を推進してまいります。

サンドクラフト大会

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