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吉松中学校の正門を入ると真っ先に目に入るのが写真の銅像です。
この銅像は、1997(平成9)年3月、吉松中学校創立50周年記念事業の一環として設置されました。
作品タイトルは「飛翔」。
女子生徒の像は学問を象徴する本をしっかりと抱え、男子生徒は今にも空に飛び立とうとしている鳩を両手で掲げている希望に満ちた像となっています。
吉松中学校の生徒諸君がすこやかに育ち、大きく羽ばたくことをテーマとして制作されました。 |

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像は正門入ってすぐの正面玄関前ロータリーに設置されており、生徒諸君の登下校を毎日見守っています。 |

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銅像の作者は台座に記されている銘板から「原田茂氏」となっています。
湧水町では平成9年9月に台風19号による洪水がおこり学校も被災。多くの資料が失われたため、残念ながら作者や設置までの経緯について詳しくはわかりません。 |

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この像の姉妹像が中学校から10分のところにある吉松小学校に設置されています。
タイトルは「心豊かに」となっており、小学生をモチーフに中学校の像より一回り小さな像となっています。
こちらは中学校と逆に女子生徒が鳩を大事に抱え、男子生徒が右手を大きく空に掲げ空を見上げる未来を感じさせる像となっています。
2つの像に共通する鳩は吉松の子供達で、小学校の像では大志を抱きつつ大切に育てられる様子を表し、中学校の像では学問を大いに深め、大きな世界に羽ばたくことを表しているのではないでしょうか。 |
※本ページ制作にあたり、吉松中学校におられた当時の教頭先生にお話を伺いました。