保護者インタビュー(1)

卒業生の保護者3人に、荒川小で過ごした思い出や感想をお聞きしました。

荒川小学校入学のきっかけは?

A:子供と一緒に荒川小と進学予定校を見学。本人に尋ねると「荒川に行きたい」と希望しました。保育園の同窓生も共に進学すると分かり、顔なじみだったため不安はなかったですね。

B:母が荒川在住で、親も一緒に参加できる学校行事が多いことは知っていました。運動会は特に楽しく、下の子の進学に際し親が決断しましたが、上の子を転校させる点だけが不安でした。

C:私自身が卒業生です。当時同級生はわずか9人で、振り返ると小規模校の良さばかり思い起こします。「子供もぜひ荒川に入れたい」と考え、進学するタイミングで校区内へ転居しました。地域は転入者を温かく迎える風土があります。

在学中に印象に残っていることは?

C:リーダーシップのあるPTA会長の元、家族や児童の絆が強まりましたね。

A:3人の子供を通し12年間、荒川小に関わりました。PTA活動や “親父の会”の思い出がいっぱいです。印象に残っているのは、母親限定の慰労会。子育てに忙しい母親をレストランへ招待し、その間“父ちゃん”が子供を預かり、一緒に食事を作り食べました。常に「子供に楽しいことを一緒にやろう」という姿勢でした。

C:この企画は父子で触れ合う機会を作り、母親へ日ごろの感謝を形に表す趣旨。親子・夫婦が改めて心を通わせ、思いやることができましたね。「1人が頑張る」のではなく、「皆が力を合わせる」姿勢が印象に残っています。

B:保護者同士も仲が良く、子供にいい影響を与えたと思います。

子供が卒業して改めて感じる“荒川小の魅力”は?

B:荒川の子供たちは自主性や責任感が養われ、中学進学後も学校を代表する存在として活躍する姿をよく目にします。

A:校庭を伸び伸びと使い、学び、遊び、育つ環境は魅力。高学年は低学年の面倒をよく見ます。全校児童で荒川太鼓に取り組み、地域イベントで演奏する機会も多く、人前で物おじしない度胸や、自分の意見もしっかり言える力が身に着きました。

B:荒川太鼓は毎年文化祭で披露、親も上演を楽しみにします。1つの目標に向かい団結し練習・上演した経験は、自信となるようです。

C:学年の垣根を超え、きょうだいのように6年間を過ごします。上級生が善悪を諭すと下級生はよく聞き入れます。学校を離れてもその関係は続き、進学後も荒川の後輩をかわいがるようです。

B:転入した上の子が当初、地域の行事に参加したがらず傍観。1年後、元の学校に戻るか尋ねると「荒川でやる」と答えました。それ以降、殻を破り何事にも意欲的にチャレンジ、見違えるように成長しました。「子供が楽しく頑張っているから、私も頑張ろう」と感じた11年でした。

入学を検討している保護者の方へメッセージを。

B:学校行事は親子一体。家族で思い出を語り合えることが宝物です。子供に触発され「母ちゃん太鼓」「父ちゃん太鼓」に挑戦。「こんな難しい演奏をマスターしたわが子はすごい!」と見直し尊敬しました。

A:保護者数が少ないため「親の出番が多いのでは?」との懸念もあるでしょう。例えば習い事をすれば、日々の送迎、週末は発表会や試合があり、子育ての手間は同じ。親子一緒に思い出を作れる方が楽しいですよ。

C:遠くから子供の活躍を見てカメラを回すことも、親の在り方の1つ。ただもし、小学時代にやり残したことがあるなら、荒川小で子供と共に6年間を過ごしてはいかがでしょう。小人数ならではの機動力があり、PTAでアイデアを実現でき、自分も楽しいですよ。子供たちは成功と失敗を糧に自分の可能性に気づき、未来への選択肢を広げていきます。

ABC:荒川小に通わせてよかったです!